中小企業で年収1000万のおじさんマネジメント奮闘記

国立大卒・大企業経験も資格もなし(でも学びは忘れない)。キラキラした経歴でなくても、自社で存在感を増し年収アップするコツや現場で活躍される管理職の皆さんと共有したい課題などを記したブログです。

自社内評価と市場価値

おはようございます。

今日は既に言いつくされた感もありますが自社内評価と市場価値の話です。

 

皆さんは今いる企業からの評価に満足していますか?

 

評価というのは絶対的なものではなく、所属する組織ごとにその方法が違います。そして評価の目的は従業員の成長を促し、組織力強化することです。組織力強化のためには時には合法的かつモラルにも配慮しながら戦力外通告や離脱を促すこともあります。ご自身の評価が仮に低いと感じられている方は、残念ながらあなたがその組織の強化において現時点ではあまり寄与できていないと判断されたということになります。

では、もしそのことにあなたが満足していないとしたら、満足できる評価を得るためにはどうすればよいでしょうか?それはどうしたら評価されるかを知りそのことに取り組むことです。評価基準を再認識するということです。

 ところが、評価基準には定量的な側面と定性的な側面があるので分かりづらいし、なかなかすべての人に平等というわけにはいきません。正直、たまたま社長に気に入られたといった運要素も入ります。また、評価基準がずっと同じとも限りません。企業には計画があり、その計画自体が様々な事情で変更されるからです。計画変更になると必要とされるな人材も変わるので評価も変わるということです。

 

従業員はそんな組織の都合で評価されてしまう悲しい立場ではあるのですが、一方社会の評価はどうでしょうか?

 

社会の評価(市場価値)は大きくは需要と供給で決まりますから、所属企業の評価が低いからといって、社会的評価が低いとは限りません。逆もしかりです。ですので市場価値を知るためにも転職サイトへの登録はじめ自社以外の評価基準を知ることは大切です。私の友人はビジネススクールに通ったり、最近私もプロボノワーカーに登録しました。

さて従業員は自社内の評価と社会的評価の2つに常に晒されて生きていますが、経営者は自社内では自分のことを評価する人は基本的にいないので、労働者としての市場価値についての意識が薄くなりがちです(従業員が社長の評価をあれこれしていても、それは基本的に陰口にしかなりません)。その結果、もったいないことに市場価値の高い人の評価が不適切なために離脱されることも多々あります。逆もしかりで従業員も自分の市場価値を所属企業だけに委ねてしまうと安い給料で買いたたかれるような状態になることもあります。特に従業員が少ない中小企業や長期経営を重視するため多様性を嫌うファミリー企業に多いような気がします。多様性が大事と言いながらもなかなか行動に移せてなかったりするんですね。※実際行動することはある程度投資が必要ですが、そこまでやる気はなかったりするんですね。

 

ただ、矛盾するようですがご自身の評価を上げたい方にとっては、このような中小企業やファミリー企業の転職も視野に入れるべきだと感じます。既に多様性にあふれた企業より、まだ多様化されていない会社の方がその企業内での希少性は高くなりますし、定性的な評価はそれまでのしがらみなく一からスタートできますので。私自身実際に採用活動を行っていて感じるのですが、どんなに練られた採用計画があったとしても、今のチームにいない能力や個性も持った人が現れたらついついその方の採用ありきで計画を作りたくもなるのです。

 

既に完成された組織にいると、どうしても活躍の場は減りますからね。

 

それでは。